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【vol.03】第2話:壁画で、街とつながる。Ryu Ambeのイラストが、人を惹きつける理由

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カテゴリ:湘南の人

海や自然に囲まれながら、都心から電車で1時間ほどの場所にある湘南で、暮らしを楽しむ人たちを紹介していく連載「湘南の人」。


第3回目となる今回は、茅ヶ崎出身のキャラクターデザイナーRyu Ambeこと、安部竜一さん(以下Ryuさん)に話を伺っています。


第1話では、Ryuさんが子供のころから現在までどのように過ごし、アーティストとしての道を開いてきたのか。第2話では、茅ヶ崎の街と、Ryuさんの絵のかかわりについて伺いました。


>第1話「迷いながらも、自分の道を見つけた。湘南を拠点に活動するアーティスト「Ryu Ambe」のストーリー


街の人との対話から生まれる、温かさの残るRyuさんの作品


茅ヶ崎のメインストリートの一つ「雄三通り」を歩いていると、ポップで可愛らしいイラストが建物の壁に描かれているのをいくつも見つけることができます。

もともとサーフショップであったという建物の横に描かれた作品


▲隣のセレクトショップ「W’s Market」にも発見!


そう、これらは全てRyuさんの作品です。壁画というと、強烈なインパクトがありますが、なかなか簡単に消したり入れ替えたりすることはできません。建物のオーナーや店主の協力なくして始めることはできなかったはず。いったい、どのように広がっていったのでしょう。


Ryuさん:

「初めて壁画を描かせていただいたのは、bowl market juice & deliさんでした。店主が僕と友人にとても良くしてくださる方で。一度絵を描いていることを伝えたことがあったんです。すると『うちの壁に描いてもいいよ』って。


するとあれよあれよという間に、その絵を見てくださった方がまた次のチャンスをくださったり。ご縁がどんどんつながって、あちこちに描かせていただけることになりました」


Ryuさんは建物の形や、お店の特徴、店主の想いなど、絵を描く上でヒントになる要素を、依頼主との対話で探り、イラストのテーマやコンセプトを決めていきます。


例えばこちらの花屋「ewalu」さんでは、長い間飼っていた看板犬のビーグルが亡くなってしまった悲しみを癒すため、Ryuさんが壁画に犬の絵とビーグルの「ビー(bee)」を元に「蜂」のイラストを描いたのだとか。

Ryuさんが丁寧に街の人と向き合い、独特のセンスと発想力を元に具現化していきます。こうすることで、でき上がった作品は決して誰にも真似できない、Ryuさんらしい温かさが宿っていくのです。

作品が、見て楽しむ「アート」から「社会や地元とつながる手段」に変化した


雄三通りで描かれている作品は、建物のオーナーから個別で依頼されたものだけではありませんでした。

例えば地域の人が多く通う駅前のスーパーマーケット「tamaya」。

▲他にも居酒屋「カナリヤ」に描かれた壁画。どちらも自転車がモチーフになっているようですが……。

Ryuさん:

「どちらも雄三通りの商店会の方から声をかけていただき、制作したものです。


雄三通りは茅ヶ崎駅から海までをまっすぐにつなげる、唯一の通りなんですよね。いずれはこの通りを茅ヶ崎のメインストリートにしたい、との想いがあるそうなんです。


けれどここは道幅や歩道が狭い割に、車や自転車、学生の通行量がとても多く、危ないと言われていました。


そこで僕に『安心・安全』をテーマに、通る人に危険を訴えられるような絵を描いてくれないか、と依頼いただいたんです」


Ryuさんはこの事例を、「単なるアートではなく、社会や地域との繋がりを持つことができた、印象的な作品づくりだった」と振り返ります。自分の絵が少しでも地元に貢献できることがあるのだったら、いくらでも手を動かしたい、とこれからの作品づくりにも意欲を燃やします。


アイディアの源になっているのは、茅ケ崎の個性的な「人」


Ryuさんのイラストを眺めていると、「これは何の生き物なんだろう?」と首をかしげてしまうようなキャラクターに多く出会います。分からない、でもかわいい。そんな不思議な愛おしい感覚を持つのですが、これがRyuさんが考え抜いた、自分の絵の「軸」であるようです。

▲Ryuさんのお部屋にあった、石ころに描かれたキャラクター

Ryuさん:

「僕の絵のモチーフはだいたい、『何これ?』とみんなが思う、簡単に説明できないものが多いですね。できればみんなに想像してほしいな、って思いながら描いています」


アトリエでRyuさんが山ほど書き溜めていたイラストを見せていただいたのですが、どれも今すぐにでも欲しい人が現れそうなほど、個性的で愛らしいものばかり。いったいどこからインスピレーションが湧いてくるのでしょう。


Ryuさん:

「映画や音楽、もちろん海外に行くこともアイディアの源になっていますが……。一番は茅ヶ崎の人、ですかね。茅ヶ崎には面白い人が本当に多いんですよ。


例えば漁師さんをやっていたかと思えば、急に居酒屋の店長になった人とかね。キャラクターが濃い人が多くて。この人をキャラクターにしたらどんな感じになるのかな?とか、いろいろ妄想を膨らませたりするんです(笑)」


▲朝起きてすぐに向かう、アトリエのデスク。起きたばかりの状態で描くと、いい絵が描けるのだとか。そのときに描いたラフのイラストが、いずれ手掛ける作品づくりに活きることも。


自身の個展に足を運んでくれた人、よく行くお店の店主や常連さん、サーフィンに行った時に海で出会う人……。Ryuさんの作品作りには、湘南で彼の活躍をいつも応援してくださる周りの人の存在が欠かせないようです。


Ryuさん:

「今では茅ヶ崎市外からの仕事と、市内の仕事は半々くらいになりました。


茅ヶ崎の人はもしかしたら自分の絵や、『Ryu Ambe』のことを知ってくれたり、気になってくれていたりするかもしれない。でも一歩外へ出たら、僕なんてまだまだ無名なんだって思うようにしているんです。ここに軸足を置きながら、でも決して街の優しさに甘えてはいけないなって」


どこまでいっても謙虚で、人と街のことを想うRyuさん。


第3話ではRyuさんの目からみた茅ヶ崎の街のこと、そしてご自身の将来のことについて教えてもらいました。


text by : Asako Sakurai



Ryu Ambeさん

キャラクターデザイナー。1989年6月生まれ。

ポップ、キュート、シニカル、などをキーワードとした表現を通し活動している。


オリジナリティ溢れる色とキャラクターで、これまで数々のアパレルブランドや音楽フェス(SUMMER SONIC 2018, 2019)などとコラボーレーションをしたり、地元茅ヶ崎でのストリートアートが話題となり雄三ストリートやサザンストリート等街中至る所に壁画アートが描かれている。


ライフワークとして、気になる街に住むように旅をしオリジナル作品「TRIP DIARY ZINE」を発表している。


Instagram:https://www.instagram.com/ryuambe/?hl=ja


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